【中学受験】私立中学の文化祭へ行こう!

スポンサーリンク

この時期は入試説明会が盛んに行われます。もちろん重要なのですが子供にとっては、それほど楽しいイベントではありません。
そこで秋に学校訪問するなら、ぜひ文化祭に足を運んで欲しいです。

参加するタイミング

できれば、4,5年生の間に行っておいてください。
6年生のこの時期は追い込みに入りつつあります。時間的に余裕のあるうちに参加しましょう。

とはいえ、6年生がしんどくなる時期でもあります。気分転換、もしくはモチベーションを上げることにおいて、文化祭への参加は意味のあるのものになるでしょう。

入場について

学校によって文化祭の色は結構ちがいます。
・外部の人に対してウェルカムな学校。
・チケットを持っていないと入れない学校。
・生徒の家族や兄弟しか入れない学校

ほとんどは申し込みなしで、誰でも入れます。
お祭り気分で気軽に参加しましょう。

チケット制は防犯上の理由ですね。知り合いや学校イベントなどで入手するのですが、無くても学校に「受験校として考えているのですが、文化祭を見学させてもらえないでしょうか」と問い合わせれば、ほとんどは対応してもらえます。

素の生徒を見に行こう

オープンスクールや入試説明会で配置されている生徒は、多数の中のごく一部です。
文化祭は全校生徒が参加しているわけですから、いろんな生徒の表情を観察しましょう。

中高合同でやるので、大規模な学校なら1000〜2000人ぐらいの生徒がいます。
できれば、粗を探しにいくのではなく、良いところや楽しんでいるところに目を向けてあげてください。

歩きながら模擬店の食べ物を食べている生徒、大声で友達と盛り上がっている生徒、先生とタメ口で話している生徒などがいるかもしれません。

行儀が悪いと感じるかもしれませんが、何百人何千人といればいろんな生徒がいます。
彼らも普通の中学生です。理想が高すぎると選択肢が狭まりますので、気軽に楽しみましょう。

主役はその学校の生徒で、私達はお邪魔させてもらっているのです。どうしても気に入らなければ、そっと志望校から外せばいいだけのことですね。

私は何度も案内してもらったり、バザー会場の場所を尋ねたりと生徒とコミュニケーションを取りましたが、生徒はとても親切かつ丁寧に対応してくれました。不愉快な思いをしたことがありません。

また、案内してもらっている時に、やさしく質問してあげてください。
・学校は楽しい?
・この学校の良いところを教えて。
・学校のイヤなところある?

などなど。ポーズかもしれませんが、だいたい「楽しい」って応えてくれますね。
その際の表情を確認してください。
必死になって良いところを話してくれる生徒もいます(笑)。

「校則が厳しい」とか「定期テストの点数がヤバイと部活禁止で補習になる」などの生徒目線でイヤなところも話してくれました。

番外編:バザーについて

学校の規模にもよりますが、大規模校のバザーは一見の価値があります。
経済的に余裕のあるご家庭が多いからか、良いものがたくさん出品されていますね。

また、それほど売上に固執しているわけではないので、びっくりするような値札がついていることが多いです。

価値のわからない人が、適当に値段をつけている印象です。
たとえば、1スリーブ(3個)で¥1500〜¥2000のゴルフボールが¥200で売られているイメージです。

旦那さんのコンペ賞品を、ゴルフをしたことがないPTAの奥様が適当に値段つけたみたいな。もちろん新品未使用のものばかりです。思わぬ掘り出し物を発見できるかもしれませんよ!

すぐに入場規制になるので、戦闘態勢で行くなら朝イチ以外ありえません。
受験とは関係がなくなってますが、できれば子供は旦那さんにまかせて文化祭を楽しんでもらい、奥様はバザー会場へ突撃してください。

まとめ

途中、脱線してバザーの話になってしまいましたが、まとめると…。

  • 4,5年生の間に参加しましょう。
  • 6年生での参加は目的を持って参加(モチベーション維持など)。
  • 生徒の素の表情に注目しましょう。
  • 生徒に話しかけてコミュニケーションをとってみましょう。質問してみましょう。
  • 先生と生徒の距離感を観察してみましょう。

学校訪問にて「生徒が余所行きの対応をするので本心がわからない」という意見を見聞きしますが、その生徒は空気を読んで、そういった対応をしているのです。

つまり、「余所行きの対応」ができるというのは、ある意味で「わきまえている素晴らしい対応」なのです。中学生でそれができるということを評価してあげるといいのではないでしょうか。