【効果あり!】算数おすすめ問題集「下剋上算数 基礎編」感想

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関西の大学付属系中学を目指しているのでしたら基本的に塾のテキストでOKなのですが、それ以外で買ってみてよかった問題集を理由や使い方も添えて紹介します。
ちょっとミーハーですが、内容も評判もなかなかgoodです。

どんな子におすすめか

日能研さんのR4でいうと「50(算数)に届かない子」や「60ぐらいまでの学校を目指している子」におすすめです。

ウチは子供二人で2周ずつしました。本はもうボロボロです(著作権の関係で本の写真を出せません)
難関校ですと、どの特殊算を使うのかわかりづらい問題がありますが、関関同立レベルならわかります。「コレは〇〇算だな」と判断する訓練にも役立ちます。

レイアウト

見開きで10問が載っています。

最初の2問が計算問題。3問目から9問目までが一行問題(独立問題)で、10問目が図形問題です。
制限時間は10分ですが、15分ぐらいでもいいのではないかと思います。
著作権の関係で写真画像は貼れませんが、amazonの商品紹介ページで見開き画像が見られます。

志望校の過去問をやってみて、時間が厳しそうな学校なら10分で解く訓練をすればいいでしょうし、余裕がある学校ならじっくり取り組んでもよさそうです。

オススメする理由

塾に通っていると、週毎に習う単元が決まっていることが多いですよね。
今週は「植木算」とか、来週は「平面図形」など。

例えば、今週「植木算」の単元を習ったとしましょう。宿題も当然「植木算」です。
で、週末の単元テスト、カリキュラムテストも、当然「植木算」のテストですよね。
もう脳が「植木算の脳」になっている状態でテストを受けているわけです。

翌週、次の単元に入ると「別の脳」になりますよね。先週習った「植木算」はだんだんと脳の奥の方へと…。
少し大げさに言いましたが、たまには脳の手前の方に引っ張り出してきましょうってことです。

「下剋上算数」は見開きに「計算」「割合」「植木算」「速さ」「流水算」などいろいろな問題が10問ならんでいるところが魅力かなと思っています。

図やグラフを使った問題(ダイアグラムなど)はありませんが、トレーニングにはちょうどいい感じです。手の混んだ問題は授業で理解していく方がいいですね。

実施するタイミング

塾によって少し前後するかもしれませんが、算数の受験範囲は5年生の1,2月頃(新6年になる頃)には、一通り習い終えると思いますので、ここから春にかけて解いておくのがおすすめです。

塾も6年生の受験が一段落して、少しまったりする時期でもありますので、個人で復習するにはいいタイミングです。ここで忘れている単元を把握し、復習しておけば、6年生の実践演習へすんなり入っていけるでしょう。

期限のあることではないので、自分のペースでどうぞ。
6年生のゴールデンウィークまで1周して、夏休みまでに間違えた問題を確認できれば十分です。
関関同立系の中学校ならこれだけでも、十分戦えると思いますよ。

ウチの場合ですと、6年生の夏休みに突入する前に「算数が一番の得意科目」になっていました。

とはいえ…

やるだけではダメです。理解しましょう
間違えるのは仕方ないのですが、次に取り組んだときには解けるようになりましょう。それが成長ですから。

巻末には解答(数字)だけが載っているページと別冊で解説が付いています。
しかし、サラッと解説しているだけですので、理解しづらい部分もあります。

別で攻略本もあります。公式だけで解くのではなく、図を使ったり、数量をイメージした解き方を身につけたいのであればおすすめです(本当はコレが大事)。

まとめ

もちろん塾テキストの例題・類題・基本問題が一番大事です。
ある程度理解した上で、単元を取り払ったごちゃまぜの問題をやってみたいみたい受験生に、ぴったりです。

「単元テストはまずまず取れるんだけど、出題範囲のないテストや模試になるとイマイチ」って人にもいいですね。


最後に難関校を狙う人は「下剋上算数 難関校受験編」もあります。
こちらは単純に解き方を解説しているだけでなく、「数量を意識した考え方」や「問題との向き合い方」を学べます。


伝え方が難しいのですが、「元々、解けなかった人が解けるようになった考え方」を説明している解説書というか…。ごめんなさい、うまく伝えられませんが素晴らしい本です。

とはいえ、あくまで難関校向けなので、まずは「基礎編」で十分ですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。