近頃、受験方式の変更により2教科で受験できる学校が増えてきています。
以前は二次試験や後期試験、一部の入学しやすい学校が中心でしたが、最近は名門校も対応する流れに。今後トレンドになる可能性もありますので、今回は国語と算数だけで関西中学受験(主に関関同立系)をどこまで乗り切れるのかシミュレーションしてみました。
2教科受験のメリット
・単純に1教科にかける時間が増やせる。
・4教科より費用を抑えられる(塾代・模試代など)。
・時間的な余裕が生まれるので多少は小学生らしい生活が送れる?
・受験勉強を始めるのが遅れてもなんとかなるかも?
デメリット
・どちらかの試験で失敗するとリカバリーが難しい。
・算数と国語の勉強ばかりで飽きる。
・どちらかが苦手科目だと詰む。
・上位校だとかなりの完成度が要求される。
日程別 2科受験可能校
提携校の場合は「関関同立へ進学可能なコース」を載せています。
共学校 | 女子校 | |
統一日 AM | 同志社(京都) 関大一中(大阪) 関大北陽(大阪) | 育英西(奈良) 平安女学院(京都) |
統一日 PM | 関大北陽(大阪) 初芝立命館(大阪) 立命館守山(滋賀) | 帝塚山学院(大阪) 育英西(奈良) 平安女学院(京都) |
二日目 AM | 初芝立命館(大阪) | |
二日目 PM | 関大北陽(大阪) 初芝立命館(大阪) 立命館守山(滋賀) | 帝塚山学院(大阪) 育英西(奈良) 平安女学院(京都) |
三日目 AM | 関大中等部(大阪) 啓明学院(兵庫) | |
三日目 PM | 育英西(奈良) 平安女学院(京都) | |
四日目 AM | 関西学院(兵庫) |
系列校・併設校・提携校を合わせると、まずまずの校数ですね。
ただし、通学可能範囲を考えるとお住まいの地域によっては「1,2校が限界」ということになってしまうかもしれません。特に男子は系列校だけで攻めるのは少し厳しいかも。
となると、関関同立系もしくは大学附属という括りを外して、2教科受験可能校を受験プランに組み込んでいく必要がありそうです。
特に競争率を考慮すると、統一日午前校が重要になると考えます。
できれば、同志社中に挑める実力もしくは関大一中で十分戦える状態にしておくことが望ましいですね。統一日午後以降はなんとかなりそうです。
2023年から関大北陽も1次入試で2教科受験を選択できるようになりました。
いずれにしても、お子さんの意向にできるだけ沿う形でのプランが望ましいのは言うまでもありません。
オープンキャンパスや文化祭など、学校を訪れてみて感じることが大切です。
そして条件が整えば2教科受験で中学受験生活を乗り切るというのも悪くない選択だと考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。