【中学受験】過去問分析は保護者の仕事!

中学受験

2021年度受験用の赤本が学校によっては発売され始めました。
志望校の合格実績が十分にある場合、傾向と対策は塾にまかせてOKです。
しかし過去問の分析という意味で最難関校でない場合は、十分とは言えないことが多々ありますので、過去問の分析は各ご家庭で実施されることをおすすめします。

過去問分析とは?

そもそも、「過去問を分析するとはなんぞや?」ってことなのですが、傾向・対策・分析をざっくり説明すると…、

傾向:頻出単元があるとか、随筆・詩は出題されないとか、時事問題が出るとか、水溶液が毎年出てるとかですね。

対策:傾向に対する対策ですね。塾にまかせてもいいですし、ご家庭で対応してもいいのですが、不十分なままで入試を迎えないようにしましょう。

そして、分析です。
個人的には「入試問題における各学校のクセを知る」という認識でした。作問者のクセといってもいいかもしれません。つまり、学力や実力とは少し離れて「知っていると得をしたり、安心できる」といった類のもの。

これをあらかじめ知っておくと、試験中に焦る要因を潰すことができます。
よって、偏差値などでかなり余裕のある人は分析しないでOKです。
試験でぶっちぎって、サクッと合格しちゃってください。

とはいえ、誰しも入試というのは不安なものです。
受験生本人よりも保護者のほうが気をもむことも多々ありますよね。
分析は地道な作業なので保護者ががんばりましょう。子供は学力を上げることに集中してもらってください。

分析項目(具体例)

個人的に分析した項目を羅列します。
主に算数と国語がメインでやっていました。学校にもよりますが理科・社会にはそれほどこだわらなくていいと思います。

算数

算数はもっとも分析する価値のある教科です。
受験校別に分析するのですが、受験校が多い場合には第一志望と第二志望ぐらいでいいと思います。

  1. 総問題数は毎年同じくらいか?
    →数えて比較するだけです。
     
  2. 易しい順に問題は並んでいるのか?
    重要です。わかっていることで序盤に難問がきても焦りません。
    ex)同志社香里は易しい順ではない。

  3. 配点のバランス
    人気校は傾斜配点、易しめの学校はフラット配点の傾向が多いです。
    ex)関大北陽は全問同配点、計算問題も難問も同じ(各5点×20)。

  4. 大問の(1)が解けないと(2)(3)は解けない問題構成か?(1)から難しい問題はあるか?
    重要です。(1)がわからない場合は問題の読み間違いか、勘違いしてる可能性が高いので、自分で気づく訓練をしておきましょう。

  5. 特殊算は何問出題されているか?
    →「○○算を使う」とわかることで取り組みやすくなります。

  6. 「これ合ってんの?」って思うほどの小数や分数が答えになることはあるのか?
    →ex)「2.4373」「231/13」など。
    該当校の場合、わかっていると焦りません。逆に該当しない学校なら「間違ってるかも?」と気づくことができます。

  7. 捨て問は何問あるか?初見で捨て問と判断できるか?
    →わかっていると難問が来てもあせらない。

もっといろいろ分析しましたが、それほど影響がないと思ったので削りました。
志望校に合わせて分析項目を間引いて行ってください。
算数は1問の配点が大きいことが多いので、特に分析が大事な教科です。
ぜひ、取り組んでみてください。

国語

算数と同じく、中学受験では必須ですね。
国語が得意な受験生は正攻法でいいです。ウチは国語苦手男子だったので分析しまくりしました。

  1. 読解で出題されない分野を確認する(説明文・物語文・随筆・詩など)。
    →6年生4月以降は出題されない分野はガン無視しました。
     
  2. 漢字・語句・言葉に関する問題の配点が全体の何割か?
    →読解内の設問も含めると多い学校で4割ほどありました。
    →時間の掛ける割合を考える。

  3. 漢字の書き取りは小学生で習う範囲内か否か?
    例)関大北陽は中学校で習う漢字も出題されていました。
    →1,2問なら捨ててもいいかもしれません。

  4. 本文の言葉ではなく、自分の言葉で記述する問題があるか?
    →あれば特別な対策が必要です。

  5. 抜き出し問題や指示語の解答が、該当段落や前後の段落ではなく、かなり離れていることがあるか?

  6. 字の丁寧さ(トメ・ハネ・ハライ含む)に厳しい学校なのか?
    →字がキタナイと自覚しているなら、模試の解答用紙を持って個別相談に行って、○がもらえるか、読んでもらえるかを先生に訊いてみてください。

その他でいうと、実物の入試問題が手に入るなら消しゴムの長辺が本文の何文字に相当するか把握しておき、30〜50字の抜き出しや要約の際に、いちいち字数を数えるのではなく、消しゴム長辺何個分ということで字数の目安をつけ、要求字数の八割を超えているか、オーバーしないかを確認してから解答用紙に書き始めるということを徹底させていました。

理科・社会

理科と社会に関しては、あまり神経質にならなくていいと思います。

社会に関して、「ひながなで書いても点数がもらえるか?」ぐらいは確認しておいたほうがいいでしょう。✗や減点対象になる学校もあります(漢字指定は当然✗です)。

補足

最後に選択問題に関して、たまーにイジワルだなぁと思う問題を出題する学校があります。

・適当なものをすべて選びなさい

上記のような設問なら、「複数解答」があるのが一般的ですが、解答が「一つ」の場合があります。このような問題を出題する学校は注意してください。

出題者の意図がよくわかりませんが、受験生に対して「愛」を感じられませんよね。最難関校であったり、明らかな基本問題なら百歩ゆずりますが、小学6年生に対しては好ましくないと思っています。

※ほとんどの学校はこういった問題を出題しません。

まとめ

過去問は分析すると、いろんなことが見えてきます。
問題文にヒントが書かれていることも少なくありません。出題者の優しさを感じることも多々あるでしょう。

出題者の心理をよく考えてみましょう。
これができる子供はあまりいないと思うので、保護者の協力が必要です。
中学受験は子供との二人三脚。どうせなら受験当日までの限られた時間を共に楽しみながら過ごしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント