首相は、全国すべての小学校・中学校・高等学校・特別支援学校などに、3/2から春休みまでの期間を臨時休業とするよう要請しました。
この判断が正しいかどうかを問うつもりはありません。もう決まったことですから。
ならば、この期間をどう活かすかを考えてみました。
この記事は新6年生を対象にしています。
春休みに夏休みの宿題を
休業になった小学校の宿題、塾の宿題などは放っておいてもこなすでしょうし、5年生で習った単元の復習にも時間がかけられます。
でも、あえておすすめしたいのは、取り掛かれるなら今年の夏休みの宿題の一部(大物)を片付けておくということです。
小学校によって形体が違うと思いますが、毎年、読書感想文や自由研究など定番の宿題が出されるのであれば、先にやっつけておくのも一つの手です。
小6の夏休みはとても重要かつハードです。秋になれば過去問三昧になりますし、重要な模試も続きます。ですから夏休みは総復習に割ける最後のまとまった時間でもあります。
その大切な時間を奪われるのはもったいない!最小限に留めたいものです。
もしお子さんの通う小学校が毎年夏休みに、タイトルの指定(推薦図書など)がない読書感想文や自由研究の宿題が出る学校であれば、この機会にやっつけて、下書きまで終わらせておくことをおすすめします。
あとは一学期の終業式に配布される指定の用紙に清書するだけで、あまり時間を奪われることもありません。
余力があるなら算数を
この時期ですと、どの塾も算数は入試範囲を習い終えているのではないでしょうか。
がっつり復習するにはいい機会です。
長らく使っていない特殊算などは脳の奥の方で引きこもっているかもしれませんね。
さらっと流すだけでも、奥の方からから引っ張り出すことは可能です。
気分を変えたいなら、新しいテキストもいいですよ。
おすすめするなら「下剋上算数 基礎編」ですね。単元問わずいろんな問題が見開きで並んでいますので、いろんな特殊算を思い出すには、もってこいです。
新型肺炎終息の見通しが立たない
この学校休業期間中に終息のメドが立つのかどうかはわかりません。
そして休業期間中に習うはずだった箇所は4月に持ち越されるのか、なかったことになるのか、ゴールデンウィークに登校するのか、夏休みを削って授業に充てるのか、現段階ではわかりません。
私立中学校による、春の学校説明会やオープンキャンパスなどのイベントも中止になるかもしれません。塾の合宿や校舎間を移動しての特訓なども中止になるかもしれません。
不安をあおるつもりはありませんが、いろいろなケースを想定しておくべきです。
小学校が中学受験生に配慮してくれることはないでしょうから。
先手を打てるところは打っておきましょう。
中学受験生に、この騒動による影響がないことを切に願っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。