【2023年度入試】同志社中学 入試説明会【まとめ】

2023年入試から、2教科受験を実施される同志社中学より、入試説明会が開催されましたので記事にします。
入試変更の初年度ということもあり、アンテナ張りめぐらせて情報収集されていると思います。
デマとは言いませんが、いろんな情報が飛び交う中で、やはり公式の発表が安心できますよね。
それでは、見ていきましょう

変更点

もう結論からいきますが、単純に4教科から理科と社会がなくなった。
それだけです。
配点が2倍になったなど、些細な変更はありますが、気にするほどのことではありません。
試験時間や問題形式も変わらないようなので、今までの傾向を踏襲した対策で良さそうですね。

唯一大きく変わったと思えるのは、募集人数と合格者に男女の区別をなくしたことです。
今までは、入学者数がほぼ男女半数になるように合格最低点を設定していたが、それを廃止して、単純に「総合点上位より合格が決定される」というシンプルな方式に変更されました。

よって、男女比のバランスが崩れ、大きく偏ってしまう可能性もありますね。しかし、男子だとか女子だとか、そういう時代でもなくなりましたので、これが主流の形になっていくのかもしれませんね。

ちなみに2022年入試では、男女の合格最低点は同じ点数(106点)ですが、これはたまたま同点だったようです。

片方の教科が著しく悪い点数でも足切りはありません。単純に総合点だけの勝負です。
入試回数は今まで通りに1回のみ。

追試験概要

2023年1月28日(土)
午前8時45分 本校集合
09:00〜10:40 国語
10:00〜10:40 算数

合格発表
1月31日(火)

国語について

概要

・試験時間:40分
・配点:80点満点(前年までは40点満点)
・解答用紙:B4サイズが1枚

傾向はこれまでと変わりません。
配点だけが倍になったと思えばいいようです。

傾向

大問1
・長文読解問題。
・B4サイズで2ページぐらいの文量。
・記述問題は抜き出しがほとんど。語尾を変える程度の設問も一部あり。
・1問のみ30字程度の自由記述。本文のを使って記述する程度の問題。
 ポイントが3つあって、1つか2つが入っている場合は部分点あり
・長文のテーマは様々。評論や芸能人のエッセイなどもあり。

大問2
・一貫性のない問題。
・年度によって何が出題されるかわからない。
・過去には文法や俳句、語句、慣用句などの問題が出題された。

大問3
・漢字問題
・特に言及なし。漢字を覚えてください。

国語試験で求めること

・さまざまな文章を読みとる力
・小学校で学習する言語事項(文法・漢字など)の知識

学校からのアドバイス
日常からあらゆる分野の文章に接して、内容を把握する力を身につけてください。
小学校での学びを大切にし、幅のあるものの考え方をみにつけてください。

国語 Q&A

スライドは昨年のものと同じでした。

・漢字のトメ・ハネ・ハライについての採点はどうなりますか?
 回答:文科省の「常用漢字表の字体・字形に関する指針」に準じている。
 →はっきりと「見る」「見ない」を名言しなかった。

・抜き書きの問題で、誤字脱字があった場合はどうなるか?
 回答:減点となる場合があります。
 →ということは、減点にならない場合もあるのでしょうか。

・記述問題で、部分点与えられますか?
 回答:場合によります。
 →「あ、そうですか」としか…。

どれもお茶を濁すような回答。はっきり言って、がっかりです。

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算数について

概要

・試験時間:40分
・配点:80点満点(前年までは40点満点)
・解答用紙:B4サイズが1枚

国語と同じく出題傾向はこれまでと変わりません。
配点だけが倍になったと思えばいいようです。

傾向

大問1
・基本問題。四則演算など。

大問2〜7
・作問者の観点からやさしい順に並べているとのこと。
つまり前半で「あれ?」「ん?」と詰まったら、読み間違いか勘違いの可能性が高いですね。

速さ(時間も含む)に関係する問題は「今年も出します」と名言されてました。
あと比を使う問題。これも必ず出題するとのこと。

算数試験で求めること

・基本的な事項の確認問題を確実に解く力。
・問題文を理解し、思考を積み上げて解答を導く力。
・出題形式は例年と同じ。

学校からのアドバイス
基本的な計算力や基本の学習内容をしっかり身につけておく。
公式ややり方を丸暗記するのではなく、なぜそうなるのかを自分で考え、発見する学習を期待している。
問題文では1あたりの量(速さ、人口密度)を「m/秒」「人/k㎡」のように「/(毎、パー)」と単位表記しているので慣れておくこと。小学校では使用しない表記なので。

算数 Q&A

算数のスライドも前年と同じものでした。

・答えが違っていても、解き方や式が正しければ部分点は与えられますか?
回答:答えだけを記入します。部分点は場合によります。
→数字しか書かないのでほぼないと思っていたほうがよい。

・答えの単位が間違っていたり、単位が抜けた場合はどのように採点されますか?
回答:単位はあらかじめ解答用紙に記されています。数値だけを書いてください。
→過去問見てればわかること・

・分数の答えが未約分の場合、部分点の対象になりますか?
回答:場合によります。
→そんなミスしているようじゃ…。

このQ&Aって必要ですかねw
まあ質問のレベルも低いのでなんとも言えませんが。
受験するつもりで過去問を見ていれば、1つ目や2つ目の質問なんて出ないと思うのですが。
数値しか書かないのに部分点て…。

その他の質問

・字が下手だったり読みづらい場合は減点されますか?
回答:下手であっても正解であればかまわない。ただし読み取れない、紛らわしいものは得点とならない場合がある。

・入試当日に体調不良の場合、保健室での受験は可能ですか?
回答:保健室受験はない。体調不良でも受験可能かつ他の受験生に影響がある場合(咳が激しいなど)は別室を用意しますので、保護者が事前に係員に申し出てください。

・試験会場には時計ありますか?
回答:ある

補足説明

保護者控室(チャペル/カフェテリア)については、コロナ感染対策のため現在検討中。
後日、本校HP等でお知らせするとのこと。
控室が用意されない場合、京都の1月はかなり寒いので、待機場所を下調べしておきましょう。

出願は本校HPからインターネット出願でお願いしますとのこと。
他校も同じなので問題ないと思います。

まとめ

入試変更初年度なので、かなり期待しましたが、サプライズはなかったですね。
そりゃそうですよね。このタイミングでサプライズなんか出したらパニックになるかもしれませんし。
ひとまず、試験科目だけが減少した無難な入試になりそうです。
とはいえ、高得点争いになりそうなので、ミスには十分注意してください。

個人的に注目していることは、合格最低点が何点になるのか。跳ね上がるのかということ。
もう一つは、男女の区別なく総合点上位から合格が出されるとのことで、どういった比率になるのかということです。

普通に考えると、同志社中学の受験者数は男子が女子の1.3倍ほど多いので、男子の合格者が多くなりそうな気がします。
とはいえ、前年は、合格最低点が偶然にも同点(106点)だったので、関係なくほぼ同数の可能性もありますが。

いずれにしても、今年は同志社中から目が離せません。
では、お体に気をつけてがんばってください。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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