【受ける?受けない?】五ツ木駸々堂模試の特徴と偏差値

中学受験

正式には「五ツ木駸々堂 中学進学学力テスト会」というらしいです。
長いので、以下「五ツ木模試」と表記させてもらいます。

塾によって、「受けたほうがいい」と「受けなくていい」で、方針が分かれるようですが、ウチの子供二人は、フルで受けました(塾のすすめもあって)。
そのうえで、私が感じたことをまとめます。

五ツ木模試とは?

五木駸々堂の謳い文句とそれに対するコメントです。

  • 私立中学校受験者の約55%が受験している近畿2府4県では最大規模の公開模試
    →近畿では有用。大学付属系狙いの受験生も多いです。

  • 受験会場が実際の中学校なので、本番の入試に近い状況で実力を試すことができる
    →塾以外で受験できるのはいい経験になる。

  • 58年間の実績と正確な追跡調査により、精度の高い志望校合格判定が可能
    →志望者が多い中学校だと有用、少ない学校だと微妙。

  • 広域入試時代の有力な武器になる
    →それほど武器になるとは思わない。

  • 難関校志望者には、6年生Sコーステストを実施
    →大学付属狙いなら不要、難関狙いなら大手塾の公開模試でいいと思われ…。

受験者のレベルはどれくらい?

最難関を目指す受験生はあまり受けていませんので、対象は中堅あたりがメインになります。大手塾の塾生はあまり受けていないようですが、日能研の「Nバッグ」はよく見かけました。


準大手、中・小規模塾、地元塾、個別指導、などに通われている受験生は、ほとんど受験しているのではないでしょうか。


また大学付属系の偏差値帯ですと、受験していることが多いのではないかと思いますので、受験者層という意味ではぴったりだと思います。

偏差値・志望校判定について

まず偏差値ですが、中学受験塾の公開模試や統一模試、合格判定模試などの偏差値と比べると、5〜10ほど高い数値が出ると思います。
これは普段、大手塾で平均点を引っ張り上げている最難関層がいないからですね。

とはいえ、慣れが必要な子や出題形式が合わない子もいますので、あまり塾の偏差値と変わらなくてもがっかりしないでくださいね。
国語なんかは「合う・合わない」がはっきりしそうだと感じました。


次に志望校判定は、2校まで記入できます。
この2校は志望者としてカウントされ、志望者内での順位(←コレ重要)もわかるようになっています。
目安ですが、上位30%あたりに入っておくことが望ましい。

判定だけであれば、上記2校に加えて4校を記入することができます。あくまで判定だけ(A〜F)ですので、こちらは、あまり有益とは言えません。

その判定ですが、若干「辛め」と感じました。
6段階ありまして、以下のようになっています

A判定:合格可能性90%以上
B判定:合格可能性80〜89%
C判定:合格可能性60〜79%
D判定:合格可能性40〜59%
E判定:合格可能性15〜39%
F判定:合格可能性15%未満

ちょっと細かく分けすぎかなと。
|80%以上|60%|40%|20%未満|の四段階ぐらいでいいんですけどね。

C判定と聞くと不安になりますが「合格圏内」です。
そもそも五ツ木が設定している「各校の目標偏差値」がC判定の偏差値ですから。
まずはC判定を目指しましょう。

D判定でも過去問との相性がよければ十分に戦えますよ。


その上で成績表に同封されている「TEST CONCOURS」という「まとめ冊子」を参考にされるといいでしょう。
じつは、この「まとめ冊子」はとても有用なデータ冊子です。
またいつか、別記事で解説します。

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五ツ木模試のメリット

  • 関西圏では大規模な模試
  • 他塾生も含めた上での、立ち位置を把握できる
  • 中堅校を目指している層での立ち位置がわかる
  • 中学校の先生と個別相談をするときに、五ツ木の偏差値だと話が通じやすい
    (各塾固有の偏差値は理解されていないことが多い)
  • 次元の異なる最難関層は受験していない
  • 塾の偏差値より高めに出やすいので、モチベーションが上がる
  • 塾ではなく中学校で受験できるため、入試をイメージできる
  • 秋の特別回では志望校で受験できる(できない学校も数校あります)
  • 同志社女子中では「自己推薦入試」で必須

五ツ木模試のデメリット

  • 試験範囲が塾の進度とズレている
  • 成績表の返却が遅い(2週間後)ので、もう冷めてる
  • 問題が中学受験に特化していない部分もある
  • 判定が辛めなので、基準を理解していないと凹む
  • 特別回を含めると全7回もあるのでスケジュール的にキツイ
  • 費用もそこそこかかる

※追記 各回の受験者数(2019)

どうせ受けるなら3回は受験した方がいいです。志望校で受けられる「特別回」のみ受けるとかはおすすめしません。
志望校での受験が目的と割り切るといっても受験時期が勝負どころなので、成績が振るわなかった場合のメンタルが心配です。
あえておすすめするなら、第3回,4回,5回,特別回,6回の中から3回は受けてほしいですね。

ちなみにそれぞれの4科受験者数は下記の通りです(2019年)。

  • 第1回:2241人
  • 第2回:2930人
  • 第3回:3272人
  • 第4回:3999人
  • 第5回:3215人
  • 特別回:4147人
  • 第6回:3133人

まとめ

母数の多さで考えると、日能研さんの全国公開模試ですね。
ただ、関西で大学付属校とお考えなら、五ツ木模試は有用だと考えます。
同志社女子中の「自己推薦入試」では必須ですしね。


いずれにしても、模試は万能ではありません。特に判定。
あくまで、現時点での立ち位置を確認するためのもので、入試時点での立ち位置ではありません。
ですから、過度に落胆したり、慢心したりしないようにしましょう。


入試は何が起こるかわかりません。
A判定で不合格になることもありますし、E判定でも普通に合格したりします。
五ツ木模試なら、まずはC判定を目指しましょう。


五ツ木模試を振り返る上で、気にしてほしいのは…、

・間違えた問題は「ケアレスミス」なのか「わからない問題」なのか?
・自分が間違えた問題を他の受験生は「どれくらい正解している」のか?
・その問題は、目指す中学において「正解しないといけない問題」なのか?

このあたりを詰めていくと、やるべきことが見えてくると思います。
入試や模試で、満点を狙う必要はありません。
自分が正解しないといけない問題を把握しましょう。


最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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