【朝勉最強説】夜型から朝型へなるために必要なこと

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受験勉強に取り組んでいると、ついつい寝る時間が遅くなりがちです。
がんばるのは結構なことですが、どうせなら効率よくがんばりましょうよ。

冬になると「入試まで○○日切ったし、そろそろ朝型に変えなきゃ!」なんてよく聞きますが、普段から朝型にしておくと頭や体にいいことだらけって知ってました?
これは社会人である保護者にも当てはまります。習慣化すると人生が変わります。

朝の貴重な時間を有効に使おう

中学受験生は大変です。本当によくがんばっていると感心します。
朝起きて、学校へ行って、塾へいって、学校の宿題をして、塾の宿題をしなければなりません。


・塾からの帰宅後に夜遅くまでがんばって、学校の宿題や塾の宿題を終わらせて、朝はギリギリまで寝て登校する。

・休日ぐらいは普段より遅くまで寝かしておいてあげよう。

こんな生活をしていませんか?
がんばっているのはわかりますが、もったいないです。
朝の1時間と夜の1時間は同じ60分ですが、価値は全然ちがいます。


同じ時間を勉強に割くのなら、脳が理解しやすい朝に勉強をするべきです。

朝勉する理由

朝は脳がフレッシュ

夜の脳は学校・塾などで一日使い倒しているので、疲れています。
そこへ新たな課題を押し込もうとしても、なかなか効率よく脳が処理してくれません。


朝は睡眠中に昨日の情報を整理し終えて、リセットされた脳ですから、うまくすばやく物事を処理することができます。
コレを勉強に使いましょう。

適度な空腹状態

目覚めた時は、適度にお腹が空いている状態ですよね。
まだ朝食はとらずに、コップ一杯の水を飲んでから勉強に取り組んでください。
「水」の件はあとで、説明します。


空腹状態は集中力を高めます。
食事を摂ると血糖値が上がりますので勉強するには好ましい状態とは言えません。


変なたとえかもしれませんが、「空腹の肉食動物が獲物と対峙した時」と「腹がある程度満たされた状態の肉食動物が獲物と対峙した時」どちらが集中力が高いですかね?考えるまでもありませんよね。


仕事でもそうですが、満腹状態はパフォーマンスを下げますよ。
上がった血糖値を下げるまでに時間がかかりますから。

限られた時間なので集中できる

朝の時間には限りがあります。小学生なら登校時間ですね。
社会人なら出社時間になります。


限りある時間、つまり締め切りがあるから集中できるのです。
「○時〇〇分までにやらなければならない」と脳に思わすだけで集中度が増します。
脳が「それまでに終わらせてやる!」という意気込みになっている状態ですね。


「鬼滅の刃」好きの子供なら、冨岡義勇の「『全集中 水の呼吸 拾壱ノ型じゅういちのかた なぎ』 のように」と伝えてもらえればわかると思います。
心を静かに落ち着かせ、課題に「全集中」です。それができる脳と時間帯なのです。


しかも、締め切りまでに目標を達成できなくてもいいんです。
中途半端に終わることで、その後も脳は「国語の続きの問題はどんな問題だったんだろう」「あの算数の問題はもう少しで解けそうだった」と考え、記憶に深く刻み込まれるらしいのです。
これを心理学では「ツァイガルニク効果」と言います。気になったらググってください。

行動に移すための提案・具体例

朝日を浴びよう

とはいえ、いつもより早い時間に起きることはつらいことです。
慣れるまでは、保護者の協力が必要かもしれません。慣れるとそうでもないのですがね。


では、ストレスなく起きるための提案と具体例をいくつか紹介しましょう。

陽の光を浴びる

人間の体は日が昇ると目覚め、日が沈むと眠るようにできています。
これが自然な形なのです。


ですから、日が差し込む部屋であれば、目覚めたらすぐにカーテンを開けて太陽光を浴びてください。体にスイッチを入れるのです。


少し科学的な話をすると、明るい光(ブルーライト含む)が催眠作用のあるメラトニンの分泌を抑制して、脳や体を気持ちよく目覚めさせてくれ、ストレスを軽減してくれます。


夜、寝室でスマホを見るとブルーライトの影響で良質な睡眠がとれないと言われています。これはメラトニンの分泌を抑制するということに関係しているからです。


太陽光にはスマホの何倍ものブルーライトが含まれています。
ブルーライトというと、悪いイメージがあるかもしれませんが、体内時計に関して重要な役割をもっています。現代人はスマホ、パソコン、テレビゲームなどから浴びすぎっていうだけです。


これを朝にうまく取り入れることにより催眠作用を抑制し、気持ちよく体が目覚めるという理屈ですね。

光で起きる目覚まし時計

光で脳と体が目覚めるという話をしましたが、「光で起きる目覚まし時計」をご存知でしょうか?
ついでに冬場に使用しているアイテムを紹介します。

普通は目覚まし時計やアラームで起きることが多いと思いますが、光で起きるほうが体がストレスなく起きられるのです。


起床時間に向けて、だんだんと光量が増していきます。音も併用できてますので「川のせせらぎ」や「小鳥のさえずり」をセットすれば、気持ちよく目覚めることができそうですよね。


あたりまえですが、目覚ましが作動した時に、布団を頭からかぶってしまっては無意味ですよ。
目まで光が届きませんから😁


夏場は日の出が早いので、薄めのカーテンの部屋ですと、外がすでに明るいのであまり効果を感じることができないと思いますのでご注意を。遮光カーテンを使われているご家庭なら効果が感じられると思います。


もう一つ注意するとすれば、紹介した商品は国内メーカー品ですが、類似品で海外メーカー品のものがあります。


若干安いからか、レビュー数はそちらの方が圧倒的です。デザインもかわいらしいので売れているようですが注意が必要です。amazonで購入予定ならサクラチェッカーを使ってもらえれば、私の言っている意味がわかると思います。

コップ一杯の水

起床してからの話になりますが、体にいいので紹介します。
起きて陽の光を浴びたら、コップ一杯の水を飲んでください。(うがいをしてから)



寝ている間に失った水分補給の意味もありますが、水を飲むと胃に重みがかかかって胃結腸反射がおこります。


胃結腸反射がおこると、腸の運動が活発になってトイレに行きたくなるという仕組みです。
腸をキレイに保つことは健康にも良く、病気にかかりにくい体を作ります。


朝は副交感神経優位な状態から交感神経優位な状態へ切り替わるタイミングなので、副交感神経が弱まります。弱くなりすぎるとイライラしやすくなりますので、勉強の効率も悪くなります。


このイライラもコップ一杯の水で防ぐことができます。
朝の「コップ一杯の水(200mlから250ml)」はいいことづくめなのです。
大切なのは胃に重みをかけることなので一気に飲んでください


ペットボトルを箱買いしてもいいのですが、買いに行ったり運ぶのが面倒ならウォーターサーバーも検討してみてください。最近はコンパクトなものあります。
定期的に送料無料で配送してくれるので、コストが許せば楽ですね。

でも、やっぱりペットボトルがいいっていう人はamazon定期便をおすすめします。
定期便でないとあまり意味がありません。習慣化するぞという意気込みが大切です。

余計なことはしない

さて、陽の光を浴びて目覚め、コップ一杯の水を飲みました。
脳も体も万全です。どんとこい状態です。


でも、あれもこれもやろうとしてはいけません。タスクは少なければ少ないほうがいいです。
オススメするとすれば、「脳を目覚めさせる計算」と「何か」
二つぐらいで十分です。もちろん一つでもかまいません。


計算は各塾で問題集がありますよね。「計トレ」とか「日々計」とか。
これで脳を起こして、メインでするべきことに取り掛かりましょう。

そして、朝の脳は貴重です。必要ないことに判断力や集中力を使ってはいけません。
ウィルパワーを消耗すると、集中力が下がります。
 ※ウィルパワー:集中力の源である思考や感情をコントロールする力のこと

ですから、前夜にやっておけることは終わらせた状態で起床しましょう。
例えば、時間割やどの服を着るかなどです。


あと、起きてから絶対やってほしくないことは、テレビ視聴・スマホ・SNSです。
ほとんどがムダな情報です。またニュースはネガティブなものが多すぎます。
朝から殺人事件や芸能人の不倫事情、児童虐待などのニュースを見る必要はないのです。


これで準備は整いました。最高の状態で机に向かうことができました。
さあ、あとは課題をこなすだけです。

まとめ

朝型の生活を推奨してきましたが、夜型を全否定しているわけではございません。
もちろん夜のほうが集中できる、効率がいいという人もいるはずですし、私も昔は典型的な夜型でした。

うまくいっている時は、無理に変える必要はありません。もし、「最近、うまくいってないな」と感じた時に思い出していただければ幸いです。


それでは、今回のまとめです。

  • 朝の時間を有効に使う。
  • 朝の脳はリセット状態なので吸収しやすい。
  • 適度な空腹は集中力を上げる。
  • 締切が決まっているとと集中力が上がる。
  • 中途半端に終ってもOK。
  • 起きたら日光を浴びる。光で目覚める。
  • 起きたらコップ一杯の水を一気に飲む。
  • やることをしぼる。テレビ・スマホ・SNSは見ない。
  • 継続する。



早起きがツライのは最初だけです。習慣化すると大人でも人生が変わります。
しかし、人間はそう簡単には変われません。行動もしません。普通の人間は変化を嫌います。
起きて太陽光も浴びませんし、コップ一杯の水も飲みません。


このような長文記事を読んでくれた人でさえ、100人いれば行動に移すのは多くて5人です。そして継続して、習慣化できるのは1人かもしれません。


でも、行動してくれた5人、習慣化できた1人がいてくれたら、私はうれしいです。
その5人と1人、そして過去の自分に向けて書いた記事ですから。


行動してみてください。習慣化してみてください。
受験云々ではなく、お子さんもあなたもきっと人生が変わりますよ。

おまけ

私が朝型人間になった時に影響を受けた書籍です。
メンタリストDaiGo氏の集中力本。ウィルパワーについても書かれています。