兵庫県民なら、みんな大好き関西学院です。
大阪北部からも通学可能な立地ですが、3学年727名中653人が兵庫県民です。
大阪府民はわずか72名。この割合って凄くないですか?
さて、夏から秋にかけて行われる関西学院中等部のオープンスクール、学校説明会は予約制で、応募多数の場合は抽選になります。(春の入試説明会は予約不要)
となると、受験するのに抽選にもれるご家族が発生するかもしれません。
良い学校だと思いますが、私の住まいからは通学のことを考えると検討外になります。
そういったご家族の席を私が奪うのはどうかと思い、応募しませんでした。
よって、今回は現地に足を運んだレビュー・レポートではなく考察になります。
来年以降、機会があれば予約不要の入試説明会に参加したいと思います。
入試日程の変更
今年1番のサプライズと言えば、入試日程の変更。これをおいて他にありません。
令和になったからでしょうか?
今年(2019年)までは、関学中といえば統一日と翌日午前の二日間入試でした。
灘中の入試に面接を付け加えたイメージ。
それが、来年度入試(2020年)からは、二日程入試になります。
つまり、A日程とB日程で2回受験できることになります。チャンスが2倍ですね。
しかもA日程を受験して残念だった場合、B日程で再チャレンジすると得点にプラス10点してもらえるというオマケ付きです。
学校側も熱望している子に入学して欲しいのでしょうね。
入試のボーダー付近だと、10点もらえれば100人くらいは追い抜けるのでないでしょうか。
とはいえ、競争率が…。
日程を2日に分けたことにより受験機会が2回になりました。
これは本当にチャンスなのでしょうか?
逆に、ボーダー付近の生徒にはピンチと考えられます。
2019年まで入試は二日間で行われましたが一発勝負です。
単純に考えると、定員が変わらず入試日程が二日になるということは、統一日に受験する関学第一志望の受験生の数にあまり変化がないと仮定しますと、合格者数は募集人数に比例して減るでしょう。
男子を例に上げると今年までは上から100番目の受験生は合格でしたが、来年からは残念になりそうです。
100番目どころか80番目以降は厳しいと考えます。
つまり、例年だと合格できていた80〜100番目ぐらいの生徒は残念になり、B方式でリベンジ受験になると思いますが、こちらは日程的に統一日から4日目。
この日程だと神戸大付属や六甲学院B、三田学園後期なんかと同日です。
受験生がどう動くか予想するのは難しいのですが、初日の関学残念組や初日啓明学院合格からのチャレンジ組、別路線組なんかも混じって、かなりの競争率が予想されます。
その分、募集人数に対して多めの合格者数を出すと思いますが、実質競争率はかなり高くなると考えます(3倍以上?)。プラス10点でひっくり返せるかは微妙なところ…。
↓あくまで予想ですので、あしからず。
2019年度入試 | 募集人数 | 志願者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
男子 | 95名 | 196名 | 104名 | 1.88倍 |
女子 | 45名 | 136名 | 71名 | 1.92倍 |
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2020年度入試 A方式 | 募集人数 | 志願者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
男子 | 65名 | 196名(仮) | 71名(仮) | 2.76倍(仮) |
女子 | 35名 | 136名(仮) | 63名(仮) | 2.15倍(仮) |
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2020年度入試 B方式 | 募集人数 | 志願者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
男子 | 25名 | ???名 | ??名 | 3倍以上? |
女子 | 15名 | ???名 | ??名 | 3倍以上? |
まとめ
それぞれのご家庭に熱望校への思いがあるでしょうから、水を差すようなことを言いたくないのですが、難化するのは間違いないと思います。
偏差値にかなり余裕があれば問題ないですが、
チャレンジ気味での、関学A→啓明B→関学Bのプランはかなりリスクが高いでしょう。
啓明のA方式はともかく、B方式は侮れません。
いずれにしても、初めての試みなので動向がよめません。
例年より慎重になることをおすすめします。