関西大学北陽中学校 オープンスクールレビュー

学校情報

私が子供の頃は、北陽といえば男子校で体育会系の色が濃い学校でしたが、2008年に法人合併し、関西大学の併設校となりました。中学校が設立されたのは2010年なので、中学校はまだ歴史の浅い学校です。

プログラム

  • 全体説明会
  • 体験授業、クラブ見学、校舎見学、個別相談

非常にシンプルなプログラムです。合計で2時間強です。

まず全体説明会(1時間)に参加し、その後は「体験授業(申込制)」「クラブ見学(この時間に活動している部のみ)」「校舎見学(各自)」「個別相談」の中から選びます。

「体験授業」以外は自由行動みたいなものです。

全体説明会

最初と最後にジャズバンド部と吹奏楽部の演奏。
他校に負けず劣らず、迫力のある演奏でした。部員も楽しそうな表情です。

校長先生の挨拶は、興味ないでしょうから割愛しますね(笑)。

生徒会長の挨拶は、関大一中のように「笑い」を取りにくるのかと思いましたが、まじめに学校生活の話をしてくれました。大阪の学校なので一捻りを期待してしまいましたが、至って無難でした。

無難とか言ってスミマセン。生徒会長は立派に役割を果たしてました。悪くありません。
変な期待をする私がおかしいのです。

さて、本題に入ります。
大学付属系(併設校)のわりには、勉学中心の説明に時間を割いていました。
学校側からのアピールポイントを箇条書きでいきます。

  • 関西大学への内部進学システム(一貫生内部進学率 82.3%・外部受験希望者は除く)
  • 関大への進学を留保したまま、国公立大学を受験可能
  • 学習活動ノートで自己管理
  • 定期テスト前の個人懇談(学習状況把握やテスト前勉強の指導)
  • 定期テスト後の特別講習
  • e-Learningの活用(英・数)
  • 中大連携プログラム
    中1:防災体験プログラム(社会安全学部)
    中2:理系研究室体験プログラム(理工系3学部)
    中3:リーガルマインド育成プログラム(法科大学院)
  • 夏休み特別授業(7月下旬に約10日間午前中)
  • 学習合宿
    中1:3月に2泊3日
    中2:12月に2泊3日
    中3:7月に3泊4日

このように勉強にかなり力を入れています。
他の併設校より入学のハードルが低いため、関西大学への進学条件を満たすことを目標に学校が一所懸命になっているように見受けられました。

体験授業

今年は参加しませんでした。
過去に「理科」と「算数」の体験授業を見学したことがあります。

理科の実験が印象深かったですね。
女性の先生でしたが、とてもわかりやすく楽しい実験を演出していただいたのを覚えています。

500mlペットボトルの炭酸飲料の中にどれくらいの二酸化炭素が入っているのかを調べました。
夏休みの自由研究にも使えそうなテーマです。
ただ例年、オープンスクールが夏休み最終週なので、間に合わないのですが…。

算数は厚紙で正12面体を作ったような気がします(うろ覚え)。結構難しくて保護者も手伝っていました。

クラブ見学

人工芝グランドは陸上部が、武道場では空手部が、柔道場では柔道部が練習していました。
見ていただけなので、特に感じたことはありません。
クラブ体験は別日が設定(2019/10/19 要予約)されていますので、体験したい方はそちらに参加されることをおすすめします。

個別相談

中学校舎の広めの部屋(自習室?)で開催されていました。
10分ほど待てば、対応してもらえそうでした。

プログラム以外で感じたこと

1.通学路

パンフレットによると、阪急京都線「上新庄」駅から徒歩8分、千里線「下新庄」駅から13分、JRおおさか東線「淡路」駅から15分です。

私は上新庄駅から歩きましたが、交通量も気にするほど多くないですし、距離的にもちょうどいい感じですかね。休日でしたので、通学時間帯の状況はわかりませんが、それほど人通りが多い通学路とは思えませんでした。梅田からも近いですし、関大系はどこもアクセスがいいと思います。

中学校舎も正門からすぐです。

2.トイレ

中学校舎は新しいので、トイレも非常にキレイで温水洗浄便座付でした。
逆に高校校舎はかなり古いので、私が入ったトイレはお世辞にもキレイとは…。
部分的にリノベーションされる予定があると聞きましたが、いつかは明言されていませんでした。

3.保護者層

当たり前かもしれませんが、関大一中とよく似た保護者層です。
当日はとても暑く、真夏の開催なので全体的にカジュアルな装いの保護者が多かったです。
過剰に着飾った方も目に付きませんでしたし、いい意味で普通でした。

4.図書館・食堂

図書館は他校に比べると狭く、蔵書の数も少なめです。教室が3つほどつながった感じ。
ただ司書は紀伊國屋書店の名札を付けていましたので、提携しているようですね。
読みたい本がない場合は、申請するとすぐに手配してくれるそうです。

食堂に関しては、中高で500名を超える生徒数を考慮すると、広さ・席不足は否めません。
と思っていたのですが、この夏休み(2019年)に改修されて、広くなり、テーブルや座席数も増えて、キレイになったようです。

北陽ラーメンと唐マヨ丼はおいしいようで人気があるようです。
が、中学生は基本的にお弁当持参をお願いしているとのこと。

まとめ・感想

少し辛めの感想になってしまうかもしれませんが、良くも悪くも普通の私立中学という印象です。
グランドは人工芝で、アリーナ(体育館)も立派、温水プールも完備されており、設備は申し分なく、アクセスもいいです。ただ高校校舎は年季が入ってます。

大学付属系のわりには、しっかり管理されて勉強するイメージ。
付属系によくある「自主性」や「のびのび」とは異なるように感じました。
管理されないと勉強しない子もいるので、そういった子には向いているでしょう。


関大へ進学率を希望者の90%を目標にしているとも聞きましたが、もともと入学のハードルが低いので、生徒の学力を上げることを第一に先生が尽力している印象です。
今は中学から入学したとして、途中でドロップアウトする子も含めると80%あるかないかぐらいだと予想します。

関大を保険に国公立受験とかを考えないのであれば、真ん中にいれば関大への推薦は獲得できるので、お得感はあります。クラブ活動にも6年間打ち込めるでしょう。

そのクラブ活動ですが、少し微妙なところもあります。
文化部はいいのですが、運動部は高校からガチ勢(スポーツコース)が入部してきますので、
中学時代はレギュラーだったとしても、高校に上がるとレベルが異なります。

もちろん本人の努力次第ですが、内部進学した中学生は「特進コース」に在籍することになりますので、時間的にもクラブ活動は制限されたりします。

また、レベルが「全国目指す」とかなので、練習も想像以上に厳しいです。
大学受験もなく、楽しく運動系でまったり6年間部活できると考えているのであれば、よく調べてください。

一番充実するのは、学校の勉強をきっちりやって、真ん中より上をキープしつつ、ジャズバンドや吹奏楽などのクラブ活動を楽しむ子かな?と勝手に想像します。

関大一中や同志社系の併願校というイメージはなかなか拭えませんが、学校生活自体は楽しそうなので、悪くない選択だと考えます。

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