国語・算数・理科に続いて社会をレビューと見解を書いていきます。
2020年度受験の説明会です。
社会について
先生の説明を元に進めていきます。社会もここ数年は固定パターンです。
普通に地理・歴史・公民の三分野から出題されます。
配点は地理:約30点、歴史:約30点、公民:約20点です。
総問題数は年度によってバラつきがあって42〜58問前後です。平均で50問ぐらいと思っておきましょう。
問題構成
大問でいうと[1]〜[5][6][7]の構成です。
ほとんどが記号の選択問題なので、時間的にはかなり余裕があると思います。
記述といっても短文説明なんかはほとんどなくて、語句を書く問題が5問ほどあるだけです。
時事問題も出ますので、大きなニュースはおさえておきましょう。それほどマニアックなニュースは出ていません。
昨年(2019)なんかですと、「天皇陛下即位、改元」「消費税増税」「世界遺産(百舌鳥・古市古墳群)大仙古墳」「少子高齢化、働き方改革」「参院選、改憲の条件」ぐらいですかね。
あくまで予想なので、本気にしないで勉強してくださいね。
傾向
地理はあまりつかみどころがない印象ですね。東海道、中山道が通る県の形(図)を選択させる問題なんかは正答率が低かったようです。地歴融合問題ですね。
時事問題から歴史に移行するような融合問題もありました。
とはいえ、全体的にみると難しくはないです。数問は難しめの問題がでますが正解しなくてもいいですし、得意であれば8割はとれそうです。
あと「歴史」に関して、配点30点のうち江戸時代までが50%、明治以降が50%の出題割合です。
近代史が苦手な受験生は結構いるらしいのでしっかり準備しておきましょうね。
対策
がんばって覚えよう!
ふざけてませんよ(笑)。
基本問題が多いですし、短文説明もありませんからひたすら覚えるしかありません。
歴史は特に資料、写真などもしっかりおさえておいてください。
先生曰く、「時事問題は1月初旬まで出題する可能性があります」とのことですが、これ実は裏があってほとんど出題されません。
なぜなら、こう言っておかないと、もし年末年始に衆議院が解散したり、内閣が総辞職したりすると、すでに作成した入試問題や導入文などを変更せざるを得なくなる場合があるからです。
ですから、塾で配られる「今年の重大ニュース」のテキストで十分ですよ。
おさらいの意味でも目を通しておいてください。
漢字について
よくある質問の一つですが、同志社香里の社会の問題用紙一行目には次の文言が書かれています。
※注意
同志社香里中学
特別な指示のある場合をのぞき、漢字でかける解答はすべて漢字で書きなさい。漢字でかける解答をかなで書いた場合は減点対象とします
基本的に教科書に漢字で登場した用語については漢字で書かなければ減点対象になります。
例をあげて説明します。
例)初代鎌倉幕府将軍は誰ですか?(配点2点)
①源頼朝→正解:2点get
②みなもとのよりとも→減点対象:1点get(−1点)
③源頼とも→減点対象:1点get(−1点)
④源頼友→不正解:0点です。
あたりまえですが、設問が「漢字指定」であれば「源頼朝」以外は0点です。
では、お得情報を一つ。
「漢字で書きたいけど、自信ないなぁ。かなで書いて1点だけ取りに行くか」っていう場合、漢字で書いてふりがなを振ってください。
源頼朝→漢字もあっているので、2点getです。
源頼友→漢字は間違っているが、ふりがなは合っているので減点対象になりますが1点getできます。
このように、ふりがなを振ることで漢字に自信がない場合、保険をかけることができるのです。
社会担当の先生が話されていました(2019年秋の入試説明会)。探せば音声も残っていると思います。
不安であれば個別相談などで社会の先生に確認してみてください。
ですから、過去問をやる際には「漢字指定」以外の語句記述は「ふりがな」を打つ習慣を身に着けましょう。その1点が合否を分けることがあるかもしれません。
裏話
先生から「地理・歴史・公民のどれから仕上げたらいいか、わかりますか?」と問いかけがありました。配点は地理30点、歴史30点、公民20点です。
先生の提案はズバリ「公民」です。
理由は、配点は20点ですが公民分野のテキストは薄いからだそうです
たしかに分量的には地理や歴史の1/3ぐらいでしょうか。つまりコスパ最強って意味です。
時事問題も含まれた割合だと思いますので、この提案を受け入れるかどうかは、各自で判断してください。
まとめ
- 各分野の配点は地理30点、歴史30点、公民20点
- 総問題数は50問ぐらい
- 時間的には余裕あり
- 時事問題も出題
- 公民から勉強するのがコスパ良し
- 語句の記述はふりがなを振ろう(漢字指定以外)
問題の割に平均点が低いのでは?と思われるかもしれませんが、これにも裏がありまして、三科(国算理)しか勉強していない受験生も受験しているからなんです。香里は0点であろうが社会も受験しなければならないので、寝ている受験生もいるとか。
ですから、国算理に自信があれば、足切りもありませんから捨ててもかまいませんよ。
けど、それほど難しい問題ではないので、やっておいて損はないかなと思います。
それに社会を勉強しておくと、入学後に余力があるので英語や数学に時間をまわせます。
これで、同志社香里入試説明会の見解を終わります。
また書き忘れたこと、思い出したことがあれば付け足して更新しますね。
読んでいただき、ありがとうございました。
※入試直前ですみません。アップするのを忘れていました(汗)。来年度以降の参考になれば幸いです。