ウチの子、やる気を出してくれなくて困ってるんです…。
結論から言います。安心してください。
そもそも人間に「やる気」という概念は存在しません。子供だけでなく大人もそうです。
「やる気」という概念は「やる気のない人間」が作り出した虚構のようです。
以下、東京大学・大学院薬学系研究科・教授の池谷裕二氏の言葉を引用します。
・「やる気」を出す方法なんてありません。そもそも「やる気」自体が存在しないからです。
・「やる気」という言葉は「やる気のない人間」によって創作された虚構。
・人間は行動を起こすから「やる気」が出てくる。
・最初は面倒でもやり始めると気分がノッてきて作業がはかどる。
https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/14750290/
どうすれば、やるようになるのか?
大人でも「今日は会社に行くのがダルいなぁ」とか「もっと寝ていたい」とか普通にありますし、子供がそういった状態になるのは普通です。むしろ人間らしいとさえ言えます。
では、どうすればいいのか?
池谷先生曰く、「心理的にありもしない壁を勝手に作ってないで、とにかく行動しろ!」って言ってます。まず行動があって、その後に感情が芽生えてくるということ。
俗に言う「やる気スイッチ」=「脳のスイッチ」ということですね。身体を動かさないと脳にスイッチが入らないから、とにかくグダグダ言ってないで行動しろと。
意を決して、一度始めてさえしまえば脳から感情へのスイッチが入って継続することがそれほど苦じゃなくなるのです。例えば計算問題が数問書かれたプリントを子供に渡し、「一問解いたら終わっていいよ」と言ったとします。どうなるのでしょうか?
- 一問も解かない→行動が始まっていませんので無理です。
- 一問だけ解いて終える→逆に大物感があります。ある意味で意思が強いです。
- 最後まで解く→行動して脳にスイッチが入った状態!
数問ならほとんどは最後まで解くようです。
まとめ
嫌がっているのに無理に勉強させても脳が準備できていないので、あまり意味がなさそうですね。
勉強ではなく作業になってしまうと成長はしません。
となると、親のやるべきことはまず子供に気持ち良くスタートを切らせることですよね。
スタートを切らせるタイミングというのは子供によってちがいますので、子供に合わせて考えましょう。
最初の数問は親も一緒に解いてみて競争するとか、おやつやデザートで釣っていいと思います。
とりあえず、行動させることを第一に考えましょう。